第6章 じゅんくんの願い事
.
「そぉ〜っと、にゃ…そぉお〜っと…」
さとにゃん、三度の例のやつやっておりますのにゃ…
にゃにをって?
だから、にゃ…
ぬきあし
さしあし
しのびあじ…(←まだ間違ってるの?)
「……よし、みんにゃ起きてにゃい…」
「さぁ〜としくぅ〜ん」
「Σんにゃっ!!」
しょしょしょしょーくん?!
にゃんで目を瞑ったまま両手を前に突き出してフラフラ歩いてるのにゃ?!(←世間ではそうゆうの、夢遊状態って言います)
「……さとち、くん」
「………」
あ、行っちゃったのにゃ…
あ〜、ちゃんとベッドの上に転がったのにゃ〜…
「…やっぱ、しょーくんって……ヘンなの」
ぼくはしばらくしょーくんを眺めた後、そぉ〜っと窓からお外にでたのにゃ
…え?
にゃんで毎回窓から出るんにゃって?
ん〜…
………
猫の、習性にゃ!(←笑)
んで
夜の街をたりらりらぁ〜ん♪って、歩いて、さとにゃんは商店街の裏路地に向かったにょら
だって、さとにゃん、ボス猫ちゃんに訊きたい事があるのにゃ!
さとにゃんね?
朝、しょーくんが言っていたぱぱライチっていうにょが、一体どんな食べ物(←食べ物ではないよ〜)なのかさっぱり解んにゃかったのにゃ!
しょんで、みんにゃに訊いてみたんだけど、みんにゃ口を揃えて
「さとしは解らなくて良いんだよ」
って言って、教えてくれなかったのにゃ
「ボス猫ちゃんなら、物知りにゃからきっと知ってるのにゃ!」
……って、あれ?
「…さとにゃん、他にボス猫ちゃんに訊かないとイケナイ事があった気がするのにゃ〜…気のせいかにゃ?」(←気の所為ではありません)
んん〜…にゃんだっけ??
「………」
ま、イイにゃ!その内気が向いたら(←?)思い出すのにゃ〜♪
しょんな訳で、ぼくはボス猫ちゃんの居る裏路地に急いだのにゃ
.