第6章 じゅんくんの願い事
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「おにょぉ〜!みどりにゃぁ〜!きれいにゃねぇ〜♪」
「綺麗にゃねじゃないでしょう?…コレ、本当にこの前のと同じ石ですか?」
「同じだよ和くん。だって俺がさとしの代わりに預かって仕舞っておいたんだから」
そうそう!そうにゃった!
さとにゃん無くしちゃいやだなぁって思ったから、まーくんに渡したのにゃ!
「雅紀が?…い、何時の間に…」
にゃ?
しょーくん何ブツブツ言ってるのにゃ?俺が長男なのに??
しょれって、にゃんか関係あるのにゃ?
「仮にそうだとして…何で色が変わったんですかね?」
「ん〜…温度とか?」
かずくんの疑問に答えにゃがら、まーくんが石をさとにゃんに手渡した
「まぁ、理由は解らないけどさ…もしかしたら、さとしの姿が猫に戻らないのと関係があるんじゃないかと思って」
「ん〜、どうですかねぇ…さっきから黙ってますけど、潤くんはどう思います?」
かずくん!
じゅんくんに話しかけたらダメにゃ!
「かずくん、今、愛しのじゅんくんは、おねむにゃ!放っておいてあげるのにゃ!!」
「Σいいっ…愛しのっ?!」
さとにゃんがじゅんくんに庇う様に抱きついたら、しょーくんが両手を上げて驚いたのにゃ
ん〜、何ていうか…
…しょーくんたら、一々反応が…
「翔兄ちゃんのリアクションって、なんか昭和の香がしますよね」
「Σしょっ?!」
しょうゆのかおり?(←違うよぉ〜)
しょーくんは別に、芳ばしくはないよ?かずくん??
「…なんだ、うるさいな」
あ、じゅんくんおきちゃった!
「ごめんね?だぁーりん、おこしちゃったのにゃ?」
「Σんだっ…??!」
にゃ?
しょーくん今度は片足まで上げちゃったのにゃ
「ちょっとさとし!ダーリンって何です?!聞き捨てならない呼び方ですね?!!」
そう言うとかずくんは、じゅんくんに抱きついてたさとにゃんを引き剥がして、むにゅっと抱っこした
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