第10章 媚薬・不死川実弥
「、、、さねみくぅん、、、」
30分ほど経っただろうか。楓が手で顔をあおぎ始めた。
「、、、なんかあついな、、、」
「どうした?酔ったかぁ?」
「、、、んっ、、そうじゃないんだけど、、はぁっ、、あつい、、、」
楓が頭を左右に軽く振る。不死川を見た楓の目はやけに扇情的だった。
「、、、さねみくん、、あつい、、、」
「わかった、わかった。水持ってきてやるから、ちょっと待ってろ。」
立とうとした不死川を楓が制した。座っている不死川の上に跨る。
「、、、んっ、、、」
楓は、不死川の首に手を回すと、不死川に口付けた。
「おいっ、楓っ?どうした?」
初めてのことに驚き、不死川は楓の頭を掴むと、一度口を離した。
「、、、さねみくん、、して?、、からだがあついの、、、」
楓は再び不死川に口付ける。一生懸命舌を絡めようとするが、普段はしないので、うまくいかない。
「、、、はぁっ、、んちゅ、、ちゅう、、、」
「、、、下手くそ、口付けってのは、こうするんだよ。」
不死川は楓の後頭部に手を回すと、今度は自分から舌を絡めた。楓の舌を絡め取り、唾液を啜る。楓の体はそれだけでピクピクと反応している。
「、、、さねみくん、、、ほしいの、、、いれて?」
「おいっ?楓っ?」