第35章 嫉妬②・不死川実弥
2人で荒く息を吐く。
「、、さねみさん、、きょう、おかしいよ?」
荒い呼吸の間にが言う。
「、、宇髄の野郎となんで口付けなんかしたんだ。」
「音柱様と口付け?そんなことしてないよ。」
が驚いたように言う。
「さっきしてただろ。俺が声かける前。」
「声かける前?う〜んと、音柱様と話してて、、、そうだっ。まつ毛にゴミがついてるって言われて、目閉じるように言われた。」
「んで?」
「そしたら、後ろから実弥さんの声がしたの。」
が嬉しそうにニコリと笑う。
「、、、あ〜〜〜、、、」
どうやらそのまつ毛にゴミがついてるのを取るのを見て、口付けしてると勘違いしたようだ。実弥は大きく溜息をついた。
「、、、悪かった、、、」
「私には実弥さんだけだから。」
はちゅっ、と触れるだけの口付けをした。
「、、、やり直し、させてくれねぇか。」
「やり直し?」
「あぁ。今度は優しくする。」
実弥はに優しい口付けを送った。