第35章 嫉妬②・不死川実弥
実弥はに歩み寄ると、突然横抱きで抱き上げた。疾風の如く走り出す。
「ひゃあっ。」
は慌てて実弥の首に腕を回した。
着いたのは風柱邸だった。も何度も訪れている。
実弥は自室まで来ると、を少々乱暴に畳に下ろした。
「痛っ。実弥さん?どうしたの?」
いつもはこんな乱暴なことはしない。は首を傾げた。
「、、、宇髄と何してたァ。」
「音柱様?お話ししてました。」
はニコリと笑う。それ以上のことは言わないようだ。
実弥はに口付けた。
「、、ん〜〜っ、、んんっ、、」
突然のことに驚く。実弥の胸元を押すが、離れない。
やっと離れた時には、の息は上がっていた。はー、はー、と荒く息を吐く。
「実弥さん?どうしたの?」
「、、、自分の胸に手ぇ当てて考えろゥ。」
実弥の手がの隊服に掛かる。スルスルと慣れた手つきで隊服を脱がせていく。