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鬼滅の刃 裏 短編集

第35章 嫉妬②・不死川実弥


実弥は御館様の屋敷を歩いていた。報告が終わり、帰ろうとしていた。ふと、話し声が聞こえた。聞き覚えのある声だった。実弥はその声のする方に向かう。
「でね、でね、〜〜〜」
そこにいたのは実弥の恋人のだった。こちらに背を向けて立っていた。一生懸命誰かに話している。彼女の目の前には宇髄が立っていた。宇髄もニコニコと楽しそうにしている。
「それは派手に良かったな。」
宇髄の手がの頭を撫でる。その手がそのままの頬に触れた。宇髄の顔が近づいていく。は嫌がる素振りも見せず、なすがままになっている。
2人の顔が重なった。
「っ。」
実弥が大声でを呼んだ。が振り向く。
「わぁ、実弥さんだ。」
が嬉しそうに笑う。実弥が2人に向かって歩き出す。と、宇髄が消えてしまった。何かまずいことでもあるのだろうか。
「あれ?音柱様?」
宇髄が消えたのに気づいたが首を傾げた。
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