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鬼滅の刃 裏 短編集

第34章 愛され方・宇髄天元、冨岡義勇


「、、、?」
名前を呼ばれて、は、ハッ、と前を見た。
「ごめんなさい。考え事してて。」
目の前に座る義勇に謝る。今は義勇と一緒に甘味処に来ていた。
「、、、俺と一緒じゃつまらないか?」
義勇がそんなことを言う。ちょっと拗ねてしまったようだ。
「そんなことないよ。義勇と天元のこと考えてたの。」
「、、、そうか。」
義勇の口元が微かに緩む。自分のことを考えていてくれて、嬉しかったようだ。
「、、、今日は宇髄は?」
「夜は空いてるって言ってた。うちに来るって。義勇も夜も時間あるんだよね?」
義勇は頷いた。柱2人の休みが被る事などほとんどない。今日は奇跡的なのだ。それでの家に集まることにした。
「夜ご飯の用意しなきゃ。帰りに買い物してもいい?」
窺うように義勇を見れば、頷いてくれた。はにっこりと笑う。義勇も天元も、知れば知るほど好きになっていった。
2人は甘味処を出ると、買い物がてら帰ることにした。
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