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鬼滅の刃 裏 短編集

第29章 クッキーは誰のもの・不死川実弥(裏なし)


キーンコーンカーンコーン
「今日はこれで終わりです。皆さん、気をつけて帰って下さいね。」
担任のしのぶ先生が艶やかに笑う。
は大きく伸びをする。
「あ〜、やっと終わった。」
「、どっか寄って帰ろうよ。」
前の席の友達のしおりがそんな事を言っている。
「ん〜、今日はパス。明日の授業気になっちゃって。」
が苦笑する。
「明日?あぁ、家庭科のクッキー作り?料理苦手なの?」
「得意ではない。」
はっきり言うにしおりが大笑いする。
「そうそう、知ってる?」
しおりは声をひそめた。
「何?」
「女子がクッキー作ってる間、男子は小物入れ作るでしょ。カップルはそれぞれ自分が作ったもの交換するらしいよ。」
「そういう話し?相手なんか居ないし。」
「『交換してください』って告白するのもありらしいよ。」
「へ〜、で、あんたは?交換したい相手いるの?」
「そりゃうちのクラスはイケメン揃いだからね。」
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