第28章 バレンタイン大騒動・柱7人(裏なし)
今日はバレンタイン。みんなどこか浮かれている気がする。は、は〜っ、と溜息を吐いた。
「彼氏も居ないし、好きな人も居ないし。バレンタイン、つまらないなぁ。あ、自分用に美味しいチョコレート、買っちゃおうかな。」
「っ。」
呼び止められて後ろを向くと、煉獄先生が歩いて来る。
「煉獄先生。何か用事ですか?」
「あぁ、君に話しがある。」
煉獄先生は、綺麗にラッピングされた箱を差し出した。
「俺の気持ちだ。受け取って欲しい。」
びっくりしたは箱を受け取ってしまう。
「あの、これって、、、」
「バレンタインのチョコレートだ。君はチョコレートが好きだっただろう。」
「チョコレートは好きですけど、、、」
「所謂、本命チョコだ。」
煉獄先生がははは、と笑う。
「いや、バレンタインは女の子から男の人に告白する日じゃ、、、」
「海外では男性から女性に贈り物をする日だ。もらってくれ。ついでに良い返事を期待している。」