第27章 回り道・宇髄天元
放課後
「て、、宇髄先生。」
美術準備室のドアがガラリと開けられる。が立っていた。
「とりあえず入れ。」
宇髄はをソファの自分の隣に座らせる。
「ちょっとは落ち着いたか?」
「なんとかね。自分が鬼狩りやってたなんて信じらんない。」
が苦笑する。
「で?俺のことも思い出したんだよな?」
の顔が一気に真っ赤になる。
「、、、うん。思い出した。」
「俺は、今も昔もお前が好きだ。。」
「私だって、思い出す前から、天元様のこと好き、、、だったんだから。」
宇髄は軽く目を見開いた。ニヤリと笑う。
「じゃあ、遠慮はいらねぇな?」
「、、、お手柔らかにお願いします。」
宇髄はの肩を抱き寄せると、キスをした。触れるだけのキスを繰り返す。
「、、、んっ、、好き、、、」
キスの合間にそんな可愛い声が聞こえてきた。宇髄はたまらず、の口の中に舌を押し込んだ。の肩がピクリと動く。逃げられないように、の後頭部に手を回す。