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鬼滅の刃 裏 短編集

第26章 甘えん坊・不死川実弥


「ちゅうしたいよぅ。」
実弥は一瞬考えた後、ちゅっ、と触れるだけの口付けをした。
「もっとちゅうしたい。」
実弥はまた溜息を吐くと、もう一度触れるだけの口付けをした。
「ん〜、実弥さんの意地悪。」
が頬をぷぅ、と膨らませる。
「実弥さぁん。」
「だ〜、いい加減に寝ろ。」
「着物、脱がせて。」
が実弥にさらに甘える。実弥は何度目かわからない溜息を吐いた。の着物の帯に手をかける。するすると脱がせて襦袢姿になった。
「これでいいだろ。酔っ払いは寝ろ。」
はころん、と布団に横になった。
「実弥さぁん。」
「、、何だァ。」
「一人じゃ寂しい。一緒に寝よ?」
は布団の中から実弥を見上げる。実弥はの横に寝転がった。
「ふふふ。実弥さん、好き。」
は実弥の首に腕を回す。実弥にちゅっ、と口付けた。実弥から、お返しのように顔中に口付けが降って来る。
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