第23章 お仕置き・宇髄天元
「ただいまぁ。っと、居ねぇのか。」
宇髄が3日振りに自宅へ帰ってきた。任務自体は簡単なものだったが、移動に時間を取られてしまった。
3日振りの帰宅であるが、恋人のの姿がなかった。彼女も任務に出ているのだろう。宇髄が玄関で草履を脱いでると、ガラリと玄関が開いた。
「天元様っ。」
「おぉ、も今帰りか。」
そこには恋人のの姿があった。しかし宇髄はの姿を見て、眉を寄せた。
「お前、なんでそんな格好してるんだ?」
は甘露寺蜜璃と同じタイプの隊服を着ていた。いつもは、スカートではあるが、胸元は開いてない隊服を着ていたはずだ。
「あっ。」
自分の格好を思い出したのか、が胸元を腕で隠した。
「隊服が破れてしまって、代わりに届いたのがこれだったんです。」
は早口でそう捲し立てる。
「、、、ふぅん。」
宇髄は面白くなさそうに返事をした。