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鬼滅の刃 裏 短編集

第22章 掴めない・不死川実弥


「風柱様、今日はよろしくお願いいたします。」
頭を下げる隊士に「あぁ。」とだけ返し、実弥は歩き出した。
先程挨拶してきた隊士、も後ろからついてくる。今日は合同任務だった。他にも数人いたが、実弥に挨拶してきたのはだけだった。実弥は後ろを歩くをチラリと盗み見た。気配を探ってるのか、左右に首を動かしている。
実弥は小さく溜息をついた。と一緒の任務になるのは別に初めてのことではない。何度か一緒になっているが、気になっていることがあった。
気がつくといない。
もちろん任務に穴を空けているわけではない。しかし、鬼を倒し終わったと思ったら、いなくなっているのだ。一応始めに来た隠や、一緒の任務だった隊士に声はかけて帰るが、実弥は声をかけられたことがなかった。
(避けられてんのか?)
とも思うが、はじめの挨拶はきちんとしてくる。実弥はのことがよくわからなかった。
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