第21章 言葉責め・不死川実弥
「今日は見回りだけだァ。覚悟しとけよゥ。」
実弥は恋人であるにそう言った。は今日は任務が休みだと言っていた。
「あっ、そうですか。はい、わかりました。」
はもじもじと顔を真っ赤にしている。
「裸で待ってろォ。」
実弥に耳元で囁かれ、は顔どころか首まで真っ赤になる。
「行ってくる。」
実弥はそんなを残し、見回りに出掛けた。
実弥は見回りから帰ると、軽く湯浴みをする。寝衣を着ると寝室でもある自室へと向かった。
自室の襖を開けると布団が1組敷いてある。その布団が盛り上がっていることから、が横になっているのがわかった。
「」
名前を呼ぶと、布団がピクリと動く。寝てはいないようだ。
「なんでんな頭まで布団なんか被ってんだ?」
は頭まで布団を被っていて、顔が見えない。実弥が布団をめくろうと手を伸ばした。
「やだっ、だめっ。」
が布団をめくられまいと抵抗する。