第18章 嫉妬・不死川実弥
は太ももを擦り合わせる。それに気づいた不死川は、ニヤリと笑った。
「どうしたァ?触って欲しいのかァ?」
の顔が、かぁっ、と真っ赤になる。そんなこと恥ずかしくて言えるわけがない。
「言ったら触ってやるぜ。どうする?」
不死川は耳元で囁くと、耳に噛み付いた。の体が大袈裟な程震えた。
「、、、やだっ、、いえなっ、、、」
「なら今日はここまでだなァ。」
不死川がの両手を一括りにしていたさらしを解く。終わりとばかりに後ろを向こうとした。
「、、、待って、、、」
半泣きでが言う。不死川は後ろを向こうとしたのをやめ、を見た。
「、、、言うから、待って、、、行かないで、、、」
の目から涙が溢れた。不死川は親指でその涙を拭った。不死川との目が合う。
「ほら、言ってみろォ。」
不死川の獲物を狙うような視線に、の心臓がドキリと跳ねた。
「、、、触って欲しいの、、、」
「どこをだァ?」
「、、、んっ、、意地悪、、、ここ、触って?」
は自分で膝を曲げて足を開いた。羞恥で涙がさらに溢れた。