第18章 嫉妬・不死川実弥
徐々に激しくなる口付けに、の体から力が抜けていく。
「あぁ、いい顔だァ。」
は激しい口付けで、その大きな瞳は潤み、顔は紅潮していた。唇はどちらのかわからない唾液で濡れている。
「実弥。こんなとこじゃやだ。帰ろ?」
可愛い彼女の言葉に、不死川も思うところがあったのか、を抱き上げると、自身の屋敷へと帰った。
不死川は屋敷に着くと、自室へとを連れて行く。もう何度も訪れた場所だ。を少し乱暴に畳へと押し倒す。
「あっ、実弥、、、」
「お前が誰のもんか、よくわからせる必要があるな。」
不死川はの隊服に手をかけると、ボタンを千切る勢いで脱がせる。
「やだっ、実弥、待って。」
「待たねェ」
隊服を脱がせ、さらしを解く。その解いたさらしで、の両手を一括りにした。
「何これっ。やだっ。解いてっ。」
不死川は、うるさい、とでも言うように、に口付けた。