第17章 ちょこれーとぷれい・宇髄天元
「大丈夫か?」
宇髄がの腕を拘束していた帯を解いた。は動かない。荒く息を吐いている。の手首には縛られた跡が赤くついていた。宇髄はの腕を下ろしてやる。
「無理させたか?」
「、、、てんげんさま、、、いじわる、、、」
荒い呼吸の合間に、がそんな恨み言を言う。
「お前が可愛いのがいけない。」
宇髄は笑うと、を抱き上げ、布団に寝かせた。自身もその横に入る。見ると、すでにはウトウトと眠りにつこうとしていた。
「おやすみ。」
宇髄がのおでこに口付けを落とす。から返事は返ってこなかった。