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鬼滅の刃 裏 短編集

第16章 奪い合い・宇髄天元&不死川実弥


「いい加減、どっちか決めてくれ。」
そう言われて、は目をぱちくりさせた。目の前には、音柱・宇髄天元と、風柱・不死川実弥が立っていた。先日、二人から告白されたが、はまだ返事をしていなかった。
「そうは言われましても、、、」
は困っていた。柱はみんなの憧れだ。だって尊敬しているし、憧れもある。特にこの二人のことは男性としても格好いいとも思っていた。その二人に同時に告白されるなんて、誰も思ってもみないだろう。
宇「俺にしろよ。派手に愛してやる。」
不「黙れェ、宇髄。俺は口は悪いが、気持ちなら負けねェ。」
は困るばかりだ。どうしたって一人には決められない。
宇「良い事思いついた。」
宇髄が悪戯っ子のように笑う。
宇「、俺たちに抱かれろ。」
不「あ"ぁ、どういうことだ。」
はボー然と二人のやり取りを聞いているしか出来ない。
宇「別には俺たちのことが嫌いなわけじゃない。だったら抱かれてみて、相性のいい方と付き合えばいい。」
不「、、、悪くねぇな。」
不死川も宇髄の意見に賛成のようだ。二人はの腕をそれぞれ握ると、ここから一番近い風柱邸に向かった。
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