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鬼滅の刃 裏 短編集

第15章 後ろ姿・煉獄杏寿郎


「ただ今帰った。」
玄関で声をかけたが、継子のは出てこない。杏寿郎は首を傾げながら、いい匂いのする台所へ向かった。
「」
台所で、目当ての姿を見つけた。どうやら夕餉の支度の途中のようだ。
「あっ、師範。お帰りなさいませ。気づかずに申し訳ありません。」
は振り返ると、頭を下げた。
「夕餉の支度か?」
「はい。今日はさつまいもの味噌汁を作りました。たくさん食べて下さいね。」
はにこっ、と笑うと、また後ろを向いた。機嫌良く鍋を覗いている。
杏寿郎はその後ろ姿を見ていた。髪を結ったことで見えてる頸、隊服のスカートからすらりと伸びた足、ちらりと見える柔らかそうな太もも。なぜか杏寿郎の中で、情欲に火が付いた。
「」
杏寿郎はを後ろから抱きしめた。
「師範っ!?どうされました?」
「、、、杏寿郎だ。」
耳元で囁かれて、の顔が、かっ、と真っ赤になる。
「夕餉の前に、君をつまみ食いすることは可能だろうか?」
「、、、少しだけですよ」
は杏寿郎の方を向くと、目を閉じた。杏寿郎から口付けが降ってくる。
「、、、んっ、ふっ、、はぁっ、、、」
杏寿郎の舌に追いかけられ、追いつかれ、扱かれ、吸われる。何時になく熱い口付けに、の体から力が抜けていく。
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