第1章 ◇試練◇
松「おーい。早くおいで~?」
櫻「いや、無理!無理無理無理!」
真白「こんなの絶対渡れないよー!」
二「でも渡って来ないとキャンプ行けないよー?」
櫻・真白「…」
顔を見合わせてる二人
に、ちょっとジェラシー。ふたりだけまだ橋の向こうでもじもじしてんだもん。一応キャンプ場までは俺がナビすることになったから、先に渡ってきたけど…。
相「ビビり同士、二人で仲良く手ぇつないできたらぁ?(笑)」
二「バカ!」
ニノが相葉ちゃんを小突いた。
二「あの、リーダーが!何で彼女誘ってきたと思ってんだよ!?」
相「え?…あっ。ええっ?」
松「遅いよ」
大「や、俺が誘ったわけじゃ…」
相「え、リーダー…。そうなの?えっ、マジでっ?」
大「や、だから俺じゃなくて…」
二「そうでしょ、どう見ても」
相「え、じゃあなに?もしかして俺らダシに使われたってこと?(笑)」
松「せいぜいいいダシ出してあげましょ♪」
二「自分キャンプできるのが嬉しいんでしょ(笑)」
松「そう!自然サイコー!!」
相「溜まってんなぁ~」
俺が誘ったんじゃないわ。マネージャーがソロキャンプはさすがにマズイってんで、無理やり取材ってカタチにするために同行頼んだんでしょ。自分が行きたくないから。苦手っぽいんだよね、こういう自然とか。虫もだめだしな、あいつは。シティー派だからな。絶対アミダにも細工してるぞ、あれは。
真白、ロケで嵐のMV撮った時もいたり、何度か一緒に仕事してんだよね。だからみんな知り合いなの。年も近いし、結構話するくらい仲良しなんだよ。