第4章 ◇ひそかな楽しみ◇S
真白「すごい、ナマで聴けたぁ~っ♪」
松「高いよ?」
櫻「はっはっはっ。サービスしてよ!」
松「だいぶしてるでしょ。さっきのリーダーも、大サービスだったよね。ジェントル智。あんま出ないよ?」
真白「ホントに助かりました」
櫻「マジ尊敬するわ。何であんなヘーキなのか、マジで理解できないっ」
松「いっぺんなってみたいよね、大野智」
真白「…ホントすごいよね。なんか…大野くんにときめいちゃったかも」
松「お」
櫻「なんと!」
やったね大野さん!響いてるよっ!!
真白「いわゆる吊り橋効果ってやつかな?(笑)」
松「や、フツーにキュンとしたんじゃないの?吊り橋じゃなくてもなかなかよ、さっきのは」
櫻「うん。ドラマさながらだった」
真白「へ?」
俺と松潤で、こっちから見てた二人の画をジェスチャー交えて説明したら、ようやく事のすごさに気付いた模様。
ま、そらそうよ。あんな、吊り橋の上じゃ他のこと考えるキャパなんて皆無だって。…普通は!ぶっとい注射されても痛み感じないかもしれないくらいっ。