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ヴァニタスの手記〜赤と緑の書〜

第2章 あの時の


「赤と緑の書はどこで手に入れた?」

「‥‥」

「おい答えろ」

「言いたくない‥」

「ヴァニタス!無理やり聞き出すのはよくないですよ」

(博士の事やロイド伯爵の事言いたいけどそれは言えない‥口止めされてるし‥)

ヴァニタスはため息をついた

「言えない事情でもあるのか?」

「色々あって私はこの書持ってるの‥それでいい?」

「その色々を聞いてるんだ」

「ヴァニタス!もういいじゃないですか!」

「ごめんヴァニタス‥今はこれ以上は言えない」

「わかった‥明日には出発したい‥それでいいか?」

は頷いた

「ヴァニタス!さんはいい人ですね」

「まぁな‥」
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