第14章 姫
「あの‥ヴァニタス‥あのことは聞かなくていいんですか?」
「ん?」
は首を傾げた
「‥お前が姫なのは本当なのか?」
「!!」
は苦笑いした
「どうなんだ?答えろ」
「姫‥なのは本当‥です」
「なぜ黙ってた」
「家来いるでしょ?そこにいる二人」
「あぁ」
「二人に姫になってほしいと言われてなったの」
はそう言って笑った
「でも私姫ってキャラじゃないでしょ?」
「姫がいるなら王もいるんだろ?」
「うん‥ロイド伯爵‥でも私はロイド伯爵の姫になる気なんてない」
ノエはロイドがいないことに気づいた
「あの‥ロイドという男はどこに‥」
「ロイド様は警察の方に連れて行かれました」