第10章 恩人
「私の夢のために協力してくれるのなら何もしない」
「協力しない場合は‥?」
「殺す」
ロイドは微笑んだ
(‥ヴァニタス‥)
「さぁ!早く行きなさい‥行かないのならまた何か実験でもしちゃうよ?」
「‥すぐ行きます」
は外に出てその場に座り込んだ
(呪い持ちの世界なんて‥そんなの作ったら‥)
は立ち上がった
(でもヴァニタスが来るって事は生きてる‥この世界のどこかで生きてるって事‥だよね‥とりあえず静かな所ないかな‥)
はとりあえず目的地を決めずに歩いた
「‥‥ここ」
家が見えてきた
「周りに綺麗な景色‥家はこれだけ‥ここにしよう‥空き家だし‥」