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ヴァニタスの手記〜赤と緑の書〜

第10章 恩人


しばらく経ったある日ロイドはある物をに見せた

「これは?」

「赤と緑の書だ」

「赤と緑の書‥?」

「赤は未来を見れて緑は傷を治せるんだよ」 

は驚いた

「ロイド様のですか?」

「私ではこれを使う事が出来ないんだ‥君なら出来ると思うんだ」

ロイドはそういうと笑った

「ちょっとこっちの部屋にきてくれないかな?」

はロイドについていった

「ここに座ってくれるかな?」

「‥‥‥!!」

にあの時の光景が蘇った

「あ‥いや‥あ‥いや‥あああ!!」

はその場に座り込んだ

(やはり‥そうか‥君のことを調べさせてもらったよ?実験体にされていたそうだね)

ロイドはニヤリと笑った
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