【夢小説】オタク+オタク=? 番外編【影山飛雄/R18】
第17章 バレーオタクの初入浴
(柔けぇ……さくのおっぱい柔けぇ!)
揉めないけれど、腕の上に乳房が乗る感触で満足してしまう。後ろから乳房も先端の乳首も全部見えるので、視覚も文句無しで。
(セックス出来たらこの胸が揉める……それと……)
チラリと乳房から足の付け根に視線を移す。湯船の中でもしっかりと見える、朔夜の陰毛。
ずっと見たかたった朔夜の乳房と下半身を見ているとまだ大きくなると言うのか、と言わんばかりに陰茎が固くなってしまう。
エロ本で同じ様に女の裸体写真を見た。乳房も陰毛も。
見ても何も感じなかったのに、朔夜相手だとコレだ。
(朔夜以外には感じねぇかもな……)
そもそも朔夜以外の女に興味なんて湧かないのだから、朔夜にだけ感じていればそれで十分である。
世界でたった一人だけの自分の女なのが朔夜。朔夜が居れば他はもう必要がない。
それが影山の結論だった。
「……飛雄」
ふと声を掛けられ、引き寄せて乳房の柔らかさを堪能しつつ影山は尋ねた。
「どうした?」
すぐに返事を返さなかった朔夜だったが、身体を捻り影山の方を見てポソリと言った。
「…………ぎゅ」
その言葉に朔夜を抱きしめていた力を緩めた。
緩んだ事で朔夜が向かい合う体勢に動き、向かい合う形で抱き着いてきた。
胸板に押し付けられる乳房の柔らかさと、勃っている陰茎が朔夜の股が当たり、影山は鼻血が出そうになるのを鼻頭を摘んで耐えきった。
(風呂、……最高)
えっちぃ事が苦手な癖に裸体のままでデレて甘えてくる朔夜に、影山は毎日でも一緒に風呂に入りたいと思うのだった。
◆
「さく」
「うにゅ?」
数日後、影山はてまりが寝ているのを確認してから、そっと朔夜の傍へ来た。
相変わらず不思議そうに見てくる姿が可愛いと思いながら、胸元ばかり見て言ってみた。
「風呂、また一緒に入りてぇなぁ……って」
入浴の誘いをすると、朔夜は影山の事を真っ直ぐに見てからキッパリと答えた。
「やっ」
「やっ !? 」
断れた事に影山は本気でショックを受けずにいられない。もしかして、朔夜の嫌がる事を気が付かない内にして、嫌われたのではないかと気が気じゃなかった。
「な、なんで嫌なん……だ?」
冷や汗をかきながらに尋ねると、朔夜は影山の指を掴みながら、赤い顔をして答えた。