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【夢小説】オタク+オタク=? 番外編【影山飛雄/R18】

第4章 ★バレーオタクの初エッチ大作戦


 海野朔夜と言う女は、すこぶるガードが固い女だ。
 高一から付き合いだしたのだが、その時に二人のお付き合いルールで出されたのが、『高校生の間はちっすは禁止』だった。
 朔夜曰くキスは如何わしくて、よろしくない!らしい。
 その癖、スカートの下にスパッツやらスボンを履かないで、影山のベッドにダイブしてパンツ丸出しするわ、バレーに真剣になり過ぎて相手にしないと『ビッグボイン!』と叫びながら胸アタックしてくるわ、矛盾していてやりたい放題だった。
 パンツも見たのではなく見せられたにも関わらず、えっち!と言われた時の殺意を影山は永遠に忘れないだろう。
 余談でビッグボインが何なのか、と顔面を掴みながら尋ねたら、胸がデカい漫画のキャラだと動画を見せられた。
 二度と見るなと言ったのは、言うまでもなかったが。
 高校を卒業し、進学ではなくVリーグに進みたかった影山の希望と、進学を特に希望していなかった朔夜。
 二人の考えと影山が自分のチームに朔夜を連れて行きたいと言い、就職の道を選んだ。
 だが、社会人になっても朔夜のガードの固さが余り変わらなかったのだ。


 卒業式の日に初めてキスをした。


 それ以降、頻繁ではないが影山がキスをしようとすれば、朔夜は受け入れてくれている。
 が、性欲が強くなる高校三年間を理性で耐えきったのに、卒業してもキスしか許されないのは、正直影山には辛かった。
 ハッキリと言えば、朔夜とセックスがしたい。
 何とか土下座をして、一回だけ一緒に風呂に入る事が出来たのだが、その時に知った朔夜の裸の姿と、身体の柔らかさを忘れる事が出来ない。
 影山はバレーボールか、朔夜にしか興味が出ない。その一つである朔夜の身体を触りたい、見たい。
 服の上から触るのではなく、地肌を直接触りたいのだ。
 そんな健全男子の正常な性欲が遂に爆発してしまい、影山は通販でとんでもない物を購入してしまったのだった。

「バレたら絶対に怒られる……流石のアイツもこれはノリで許してくれない……」

 自室に一人、影山は小さな小瓶を握りしめながら呟いていた。
 小さな小瓶には液体が入っていて、摂取する物である様だった。

「だってアイツ、未だにガード固くてキス以上させてくれねぇから……」

 ブツブツと言い訳を言いながら、持っていた瓶を改めて見た。
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