(名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした(改)
第28章 満を辞して、毛利家へ
蘭は特に大切な誰かが絡んだ時、事件をショックのあまり忘れていて。今まで新一は特に気にしていなかったものの、椎奈の言葉で漸くそれが只事じゃないと気づいたのだ。そうして新一は一気に血の気が引いて青ざめ、有希子は目を見開いて両手で口元を覆い、優作の顔は一層険しくなっていく
椎奈「蘭ちゃんだって武道を嗜んでいても、警官と探偵の娘であっても普通の女の子よ……。あくまでPTSDは可能性の話だけど、一応気をつけて接してあげて」
新一「あ、ああ……。て言っても、早々事件に遭遇するような一家じゃないと思うけどな」
そう言って椎奈の忠告に頷く新一であるが、椎奈からしたらその発言は十分フラグである。寧ろこれからが不安になっていく毛利一家と新一に対し、椎奈は全く安心出来ずにいたのだった
そしてその日の夕方、有希子かま扮する江戸川文代とコナンが毛利家に向かい、無事に居候生活がスタートしたのであった
───side END