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(名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした(改)

第26章 小さくなった名探偵



そんな風にニュースが映画の話を放送するのを聞きつつ、キッチンで水洗いした布巾を持って机に溢したコーヒーを綺麗に拭い取った。それから布巾を片付け再び食事を再開し、話題が沖野ヨーコちゃんのコンサートになったニュースを見ながらモグモグ食べる


そうして咀嚼していたものを飲み込み、最後に残ったコーヒーも全部飲み干した。ご飯とコーヒーを交互に飲食するのは、私の前世からの食事の癖なのだ。テレビは既に内容が切り替わって今日の天気を伝え始め、洗濯日和のいい晴れが続いてくれるそうだ。それを見てから両手を合わせ、「ご馳走様」と挨拶を呟くとちょうどピロンッとスマホが音を鳴らした。なので真横に置いているスマホに目線を向けてみた


するとスマホの画面にLIN○の履歴が映っていて、メッセージの送り主は蘭ちゃんからだった




《蘭ちゃん:新一と今日トロピカルランドに行ってきます!お土産は何がいいですか?》


《椎奈:お土産は気にせず楽しんでおいで!》




すぐに蘭ちゃんに何気ない返事を送信し、事件が起きない『もしも』を思い浮べては虚しく感じた。そして今日で私の可愛い弟、工藤新一があの毒薬で幼児化してしまうのだ……。世界はこんなにも明るく陽気なのに、私の心は暗雲と罪悪感が心に犇めいている───


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