(名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした(改)
第19章 裏事情2
私はその日を以て、降谷さんと正式な協力関係を結ぶ事になった。そして私の転生を除いた重大な秘密は風間さんと同期4人に説明され、やはり特に拒絶される事なくあっさり受け入れられた
つまり、私達の契約内容を纏めていくとこうなる
・私は覚える限りの必要な知識を明かし、降谷零と風見裕也以下、他部署の同期4人組と捜査協力に取り組むこと。それに関して強制力や義務は無いが、出来る限りの誠意を求める
・公安の覆面・潜入捜査の成功率を上げる為、演技力の指導を身につけさせること(頻度と是非は任意による)
・父親・工藤優作と共に、警視庁公安部の諸伏景光とCIA(米国中央情報局)のイーサン・本堂の死亡偽装、及び変装と潜伏生活の援助と隠蔽に尽力すること
・私は仕事とプライベートの出掛け先や、当時感じ取った異変を諸伏景光と降谷零に報告し、決して一般の事件や公安案件に遭遇しても警護者(降谷・諸伏・風見・萩原・松田・伊達)の許可や同行なく行動する禁じる
これら上記の項目を条件に、私は6人の優秀な日本警察の警護・協力を得られる事になった。因みにあの後、諸伏さんの自決事件に欠かせない赤井さんのFBI発言の有無を聞くと、そこはやっぱり原作通りだったようだ
しかしバーボンとして潜入中の降谷さんも諸伏さんと事前に偽装計画していた合流場所で赤井さんと鉢合わせ、その際、彼も警察庁ゼロのNOCであると晒したらしい。そこは原作と大きな相違点が生まれたようだ。おまけにイーサン・本堂を遣いにCIAとも繋がりがある。だからこれでFBIも日本警察が組織の存在を知り、内部の裏切り者もいないので国際的な協力も考えてくれるはず……
こうして、私の知らない場所で事態は大きく好転していたようだった。けれど変えてはならない運命もあって、何処まで影響するのかは想像もつかない。これ以上あまり流れを歪めないよう、一先ず行動を起こすのは来年末ぐらいとなった───