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(名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした(改)

第18章 裏事情1【原作2年前』



けれど航くんが気まずそうな顔で不穏な発言をするので、皆もハッと察したのか何とも言えない表情で私を見てくる。私は日常の裏で原作と違った展開になっている事に衝撃を受け、諸伏さんとイーサ・本堂氏の無事に生きてて安心したのだが……。そういえば肝心な保護の理由をきちんと聞いていない




椎奈「……具体的に保護ってどういう事?」


諸伏「実は去年、椎奈ちゃんの身辺調査を行ったんだけど、君の友人知人に危険な人物が見つかった。敢えて普段通りでいてほしいから、名前はあげないけど君が大分親しくしている相手だね」




……べ、ベルモットォォオオ!!そういえばそうだ、ベルモットであるクリスと私は結構仲良くしてる!諸伏さん達にそれを見られたんだった!




諸伏「ってな事で書類上死んでしまった俺らは表で動けず、君の身辺を監視・保護しながら組織に潜入中のアイツをサポートする立場になった。両親も弟も安全の為に別居してもらって、優作さんが小説のネタに困ってらして弟くんは事件に夢中で君が参ってるから丁度良かった。椎奈ちゃんも俺らの協力者に……と言うか、俺は既に4人抱えてるからアイツのかな?なってほしいんだけど、ここまで話について来れてる?」


椎奈「う、うん……何とかね……」




内心衝撃が多過ぎて荒ぶってるけど、理解は出来ているので頷いておく。まさかこの私が降谷さんの協力者に……、名誉すぎるんだけど。思わず緊張のあまり顔が強張っていると、諸伏さんが爽やかな笑みを浮かべる




諸伏「よし!じゃあまた夜遅くになるけど、俺の上司とアイツが事務所に迎えに来ると思うから。椎奈は今年デビュー5周年で忙しいだろうけど、明後日には警察庁で手続きあるからな」




諸伏さんの上司と聞いて、絶対風見さんだよねとその人以外いないから想像がついた。きっと会う時も草臥れてそう、なんて不憫なイメージを思い浮かべながらコーヒを一口飲んだ。そうして大事なお話が済んだ私達は解散となり、父さんと一緒に何事もないようにお家へ帰って行った


帰る際には部屋の広さや配置も教えてもらい、すっかり気に入った私は引っ越しが楽しみがあった。勿論、好奇心旺盛な弟の身は心配なのだが───
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