• テキストサイズ

(名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした(改)

第3章 小波の魔法使い



新一「ーーーバレバレだよ」


赤井ファミリー「「(……え?)」」


新一「お兄さんの正体がピエロ……うわっ?!」


椎奈「新一確保〜!!」




赤井ファミリーから近づきすきず、遠すぎない範囲を彷徨いていると遂に新一が彼らと接触できた。そして偶然不穏な会話の「バレない」云々の台詞を聞いて、平和な勘違いで赤井さん達を指差す弟を突進しながらギュウッと抱きしめた


もちろん勢いのまま抱きついたけれど、普段のダンスレッスンで体の軸と重心を鍛えるおかげで転倒の心配はない。どうやら新一は小さい頃からうろちょろしちゃう癖があるようなので、そのまま軽く注意しておく




椎奈「もう!駄目でしょ、勝手にいなくなったら心配するじゃない!」


新一「ね、姉さん……」


椎奈「と言うか、蘭ちゃんはどうしたの?一緒に移動してたんでしょ?それに人を指差すもんじゃありません!」


新一「ご、ごめんってば……。蘭とは途中で逸れちまって、てっきり飽きて母さん達の所に戻ってるって思ってた」


椎奈「まったく、新一は危なっかしいわ。夢中になったら周りが見えなくなるし、蘭ちゃんもドライにされたら悲しくなるよ?愛想つかされるよ?」


新一「う゛……」


椎奈「と言うか、なんでお兄さんがピエロになったわけ?」





新一は自分の欲望に正直すぎて、興味がそっちに偏ってしまうと他が極端におざなりになる。将来それで危険な目に何度も遭うから、出来れば今のうちから事件遭遇フラグを叩き折りたいんだけど……。多分、原作の都合もあるし無理なんだろうなぁ……


なんてそう思いつつも、きちんと勝手に消えた事に釘を刺して、邪魔してしまった事を聞いてみたら新一は自信満々に教えてくれた。赤井秀一の腕にあった痣がアコーディオンしていた跡で、彼が三カ国を渡っていると分かった結果、恐らくサーカス団員のメンバーじゃないかと思ったらしい。それを聞いた本人はと言えば……




秀一「ハハハハハハハハ!!」


真純「(わ、笑った!)」




相当新一の推理が面白かったらしく、長男が大爆笑している様に次男と母親は無言で呆れてしまっていた。真純ちゃんだけは純粋にお兄さんが笑っているのを驚いているけど。新一も私も楽しそうな彼を見て口がポカンと空いた
/ 358ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp