第10章 妻の初任務*
side.名前
悟さんは私の上体を起こして、
甘いキスをする。
“ちゅッ♡くちゅッ♡くちゅッ♡ちゅうッ♡”
「はぁっ…んんッ♥ふぁっ…んあッ♥」
「はぁっ…名前っ…」
そんな切ない声出さないで。
悟さんのおちんちん、締めつけちゃう。
「ねえ?悟さん?」
「うん?」
「お風呂に入れて?」
「いいよ」
もう足腰立たない。
それを言い訳にして、悟さんに甘えるのが好きなの。
「ねえ?悟さんはどうしてそんなに優しいの?」
「名前が大好きだから決まってるでしょ?」
キュッと悟さんに抱きついて、
悟さんの腕の中の温もりを感じる。
「ねえ?悟さん?」
「今度は何?お姫様」
「私が卒業したら。こうしてまた悟さんと任務に来れるの?」
「うーん…どうだろう。学長次第かな?」
唇に“ちゅッ♡”とキスをされる。
「そっか。でも出張があってもこのネックレスがあるから大丈夫…」
「本当に?僕は寂しいけどな」
私だって、本当は悟さんとずっと一緒にいたい。
でも悟さんを必要としている人がいるから。
我慢できるようにこのお守りがあるの。