第9章 仕組まれた飴と鞭*
side.名前
絶頂を迎えて、肩で息をしていると。
悟さんが私の身体を反転させて、お尻を上げさせる。
「はぁッ。はぁッ。悟さんッ…待って…」
息が苦しい。
喉が渇いた。
「ごめん。無茶しすぎたね。お水飲む?」
「はぁっ…うん…」
悟さんは優しくて。
脱力しきった私を抱えると、お水を飲ませてくれる。
ゴクゴクッとお水を飲んでいる間も、頭や肩にキスを落とす。
今日の悟さんは甘えただ。
「はぁっ…悟さん?」
「うん?」
「何かあった?」
「んー。今度、出張になっちゃってさ。それを考えると寂しくて…」
「そっか」
私を出張に連れて行くのはだめなのかな?
「名前。休憩は終わったの?」
悟さんは私からお水を取り上げると、キスをしてきた。
“ちゅッ♡くちゅッ♡くちゅッ♡ちゅうッ♡”
「んっ…ふぅっ…はぁっ…んんっ」
「はぁっ…続きしてもいい?」
そんな艶っぽい声で聞くなんてずるい。
「…うん…」
そうとしか答えられない。
悟さんは背後から私を押し倒す。
そして、また“ぬぷぷッ♡”とおちんちんを挿れてきた。