第4章 初めての夜*
side.五条悟
「僕はヤラシイ男だから。エッチの時は名前にも乱れて、卑猥な子になって欲しいんだ」
「…できるかな?…」
「大丈夫だよ。これから毎晩レッスンしていこうね」
「うん」
名前は先程の行為を思い出したのか。
顔を赤くする。
「疲れたでしょ?そろそろ眠くなってきたんじゃない?」
「うん…ちょっと…」
「明日は土曜日だし。今日はもう寝ようか」
「…一緒に…いてくれる?」
「うん。ずっといるよ」
もう磁石の様にくっついて離れない。
今日はゆっくりお休み。
明日は一日中家に引きこもって、無垢な君に色々教えなきゃいけないからね。
幸い名前はセックスに対する固定観念がない。
隠語を躊躇なく発するのは当たり前。
僕に陵辱されるのも当たり前。
僕たちには普通のセックスなんてない。
そうやって僕好みに染めていくんだ。
髪を撫でると、名前は目を閉じる。
暫くすると彼女の可愛い寝息が聞こえた。
はぁっ…
等々、手ぇ出しちゃったなぁ。
僕は、止まらなくていいんだよね。
もう自分を抑える必要がないと思うと、すごく楽になった。