第25章 僕の誕生日(21歳)②*
side.五条悟
チンポを抜いて、事後処理をした後。
名前を抱きしめて横になる。
「今年もたくさんエッチしたね♥」
「…うん…満足…してくれた?」
「もちろんだよ♥」
そんな上目遣いで僕を見つめないでよ。
またしたくなっちゃうじゃん。
名前に唇をペロッと舐められて。
“ギューッ♡”と抱きしめられた。
うーん。
これ…誘われてるのかな?
「名前。まだシたりないの?」
「えっ?…もう…」
うん。
そうだよね。
産まれたての小鹿みたいな足してるもん。
それでも君の一挙一動が、まるで媚薬のようで。
無意識に僕を誘うんだ。
「この1年も色々あったけどさ」
「うん」
「こうして名前に祝って貰えるなんて、僕は幸せ者だね」
「そうだね」
僕がへらりと笑ってみせると。
名前も嬉しそうに微笑む。
「悟さん。お誕生日おめでとう」
「ん?もう0時?」
「うん」
時計を見ると日付を跨いでいた。
正直、誕生日なんてどうでもいい。
君との毎日は幸せに満ちているから。
僕にとってはその日々が宝物なんだ。