第3章 新生活
side.五条悟
本当に可愛いなぁ。
食べちゃいたいよ。
「僕も名前が大好きだよ」
「…ほんと?」
「うん」
「同情じゃない?」
「同情なんかじゃないよ」
僕は名前に啄ばむようなキスを沢山した。
心の底から愛してるよ。
呪われた部分も含めた全てを。
でも、気になるな。
どこでこんな誘い方を教わって来たのか。
硝子にでも聞いたのかな?
やたらニヤついてたし。
君の初体験はドロドロに甘やかして。
どこかのホテルのスイートルームで盛大に行うつもりだったのに。
名前が悪いんだよ?
こんな可愛く僕を誘惑するから。
「名前。エッチしてもいい?」
「…うん…」
その言葉を聞いて。
啄ばむようなキスは、貪るような口付けに変わった。
“ちゅッ♡くちゅッ♡くちゅッ♡ちゅうッ♡”
「んっ…ふあっ…んんっ…はぁっ…」
「はぁっ…鼻で息してごらん」
名前の“ぷるんッ♡”とした可愛い唇に吸いつく。
“ちゅッ♡くちゅッ♡くちゅッ♡ちゅうッ♡”
「んんっ…はぁっ…ふあっ…んんっ」
「舌…出して」
名前は可愛く舌を出した。