第24章 僕の誕生日(21歳)①*
side.名前
秋が過ぎ、11月の後半になって。
また悟さんのお誕生日の季節が巡ってくる。
お誕生日プレゼント。
どうしよう…
料理をしながら考えていると。
やたらと悟さんがハイテンションで帰ってきた。
「名前ー♥ただいまー♥」
「お帰りなさい」
“ギューッ♡”と抱きしめられて。
頬や唇に沢山のキスをされる。
「ねえねえ?もうすぐ僕のお誕生日でしょ?」
「うん。何か欲しいものある?」
首を傾げると、悟さんはにっと笑った。
「その言葉を待ってたんだよー♥」
「えっ?」
「今年も名前のエッチな旅行がしたいなー♥」