第22章 妻の過去
side.五条悟
母と話していると、名前が恥ずかしそうに。
モジモジと部屋に戻って来る。
「お義母様…あの…着付けをして頂けました…」
「あらー♥可愛い♥花魁さんみたいね♥」
「………」
僕は言葉を失った。
何という着物を買ってきたんだ。
「…ど…どうでしょう?」
「可愛いわよ♥ね?悟さん♥」
「えっ?あ…うん…」
思わず見惚れてしまう。
名前は、ふわふわの髪をアップにして。
首元を露出している。
その白い首に吸いついて。
紅い僕の印を咲かせたくなった。
「今夜は、もちろん泊まるでしょ?」
「僕はどっちでもいいけど、名前はどうしたい?」
「…私は…もう少し…ここにいたいです…」
その格好でポッと頬を染めるのやめてよ。
可愛いすぎるって。
「じゃあ、今日は泊まろうか」
「うん」
僕はその笑顔を守るためなら。
何だってするよ。
「じゃあ名前。僕の部屋に行こうか♥」
「えっ?」
キョトンと首を傾げる名前。
こんな可愛い君を見たら。
食べないわけにはいかないでしょ?
僕の無限の愛を注ぐから、受け取ってね♥