第11章 僕の誕生日(20歳)①*
side.五条悟
ハッと目が覚めると、名前の腕の中にいた。
「起きたの?」
「うん」
「ちょっとは疲れとれた?」
「んー。もうちょっと」
本当はだいぶ寝た気がしたけど。
もう少しこうしていたいから、誤魔化す。
名前のおっぱいは、柔らかくて気持ちいい。
乳首を“ピンッ♡”と弾くと、直ぐに硬くなる。
「あんッ♥」
反応が可愛い。
もう少し遊んでいたいけど、お風呂に入りたいよね。
「名前。今日は名前がお風呂にいれて?」
「いいよ。頭も身体も洗ってあげる」
今日は僕が甘えてもいい日みたいだ。
心做しか名前も嬉しそう。
「でも悟さんみたいに運んであげられない…」
「ははっ。それは夫の僕の務めだよ」
名前の唇にチュッとキスをする。
「さて。お風呂に行こうか?」
「うん」
僕は名前を横抱きにして、備え付けのお風呂場に向う。
名前は僕の髪や身体を丁寧に洗ってくれて、至れり尽くせりだ。
まだ誕生日の前日なのに、もう祝った気分だよ。
それくらい幸せな時間を過ごせた。