第5章 燃ゆる想ひを※
「最後、可愛い声出てた。……そんなに良かったか?」
錆兎がそう問いかけると、音羽はそんなことを聞くなとばかりに、少し怒った顔で錆兎から顔を反らした。
しかし、音羽の本当の姿が見えた今では、そんな行動も可愛く見えてくる。それどころか、今まで散々冷たくされてきた反動か、もっと虐めたくなってくる。
錆兎はそっぽを向いてしまった音羽の耳元に口を近づけると、
「怒った顔も可愛いな。」
そう囁くと、耳の中にフッと息を吹き付けた。その瞬間、音羽が耳を抑えながら、顔を真っ赤にして錆兎を睨みつけた。
(あぁ…駄目だ、もう……、)
伸びた腕が音羽を引き寄せ、ぎゅっと抱きしめる。錆兎はその首に顔を埋めてため息をついた。
「…もっとお前の、可愛いところ見ていたいが、流石に俺のが限界だ。……お前の中に入ってもいいか?」
その言葉に音羽が、小さく「うん…」と頷いたのを確認すると、錆兎は音羽の上に馬乗りなり、隊服のベルトに手をかけた。
カチャカチャと音を鳴らしながら、ベルト外し、ボタンとチャックを開けて、ズボンと下着をずらすと、膨張して肥大したソレを取り出した。
ソレが姿を表すと、その瞬間、音羽が驚いたように、口元に手を当てて、息を呑んだ。
「……どうした?別に初めて見たわけじゃないだろ……あっ、」
そう言えば、いつも後ろからだから、ちゃんと見たことないのか。
恥ずかしそうに視線を外す姿に、また錆兎の嗜虐心が刺激される。ソレを掴むと、音羽に見せつけるように近づけた。
「ほら、これがいつも、お前の中に入ってるんだぞ?」
「ちょっとっ!そんなもの、近づけないでよっ!」