第5章 燃ゆる想ひを※
音羽の腕によって、隠されるように覆われた二つの膨らみ。錆兎はゆっくりとその手首を掴んだ。
「だめっ…、」
小さく抵抗する音羽のその腕を優しく引き剥がすと、現れた二つの果実をじっくりと見つめた。
ハリのある大きな膨らみの上に、ぷっくりといやらしく膨らんだ薄い桃色の輪。その中心でピンっと上向きに主張する小さめの実。
(……綺麗だ。)
その余りの美しさに、しばしの間、見惚れる。その視線に、音羽が恥ずかしげに錆兎を睨んだ。
「……ちょっと、そんなに見ないでよ。」
「……いや、これは見るだろ。」
錆兎は両側から、二つの果実をゆっくり寄せるように掴んでみた。それだけの動作なのに、なんの抵抗もなく、ぷるぷると揺れる果実に興奮を抑えきれない。
思わず、ゆっくりと寄せた谷間に顔を埋めてみる。
(…気持ちいい。)
そして顔を起こすと、今度は視界に入った果実の先端、その小さく可愛い実に顔を近づけた。
ずっと吸い付いて見たかった淡い桃色の小さな実。錆兎は迷うことなく、その実を口に含んだ。
「あ…、やっ…、」
音羽が小さく声を上げる。
錆兎は優しくその実を吸い上げ、舌先で転がしていく。
「んっ…ぁん…、」
敏感な先端に、初めて感じる生暖かく、柔らかな湿った感触。指先では味わえない快感に、思わず唇から小さな声が漏れてしまい、音羽は恥ずかしさで、口元を慌てて抑えた。
その手を錆兎が掴む。
「…我慢するな。」
そう言い、音羽の口元に置かれた手を引き剥がす。
「小さくてもいい、聞かせてくれ。…お前が俺で、感じてくれてる声…、」
優しい瞳で見詰められ、甘く切ない声でそう囁かれると、音羽も観念して、小さく頷いた。