第11章 恋焦がれて※
「きゃーー!!やだぁっ、離してっ!そんなの…全部っ…、み、見えちゃうっ……、」
それは女のコの大切な部分だけじゃない、後ろの恥ずかしい部分さえも丸見えで……、
どうにか逃れようと、必死に足掻いてみる。しかし、後ろ腿を掴まれてるだけなのにちっとも動けないって、どういうこと?
「なんなのっ、この馬鹿力っ!!」
「女のお前が、男の俺に力で勝てるわけないだろ?」
そりゃそうだろうけど、根本的に持ち合わせてる力が常軌を逸してる。
「それに安心しろよ。すげー綺麗だぞ?」
「何を安心しろって、言うのよっ!変態っ!そんなの……、」
この恥ずかしさの前では、何の気休めの言葉にもならない。
(後で絶対にぶっ飛ばしてやるんだからっ!)
そう心に誓って枕をぎゅっと抱きしめる。そんな音羽の姿に、錆兎がクスリと笑う。
「そんなに怒るなよ。それにこんなところ、特別な相手じゃないと、見れないだろ?」
自分だけが知ることの出来る、音羽の秘密の場所。
「だから……、」
どうなってるのか、知りたい。そしてどうなるのか、知りたい。
錆兎はそのまま誘われるように、顔を近づけると、蜜の滴る割れ目に添い、ゆっくりと舌を這わせた。
「んぁっ!」
その瞬間、音羽の身体が大きく跳ねた。
「いやぁ……、そんな…汚い……とこに…、やめて……、」
「汚くない。綺麗だって、言ったろ?それに…、」
錆兎の押し付けた唇が、じゅるっと音を立てて蜜を吸い取る。
「濡らして恥ずかしそうにしてたろ?だから、俺が綺麗に舐め取ってやる。」
「舐めるって……、いいっ、そんなことしないでいい…からッ!!ひゃあっ……んっ…ぁんっ…、だめっ…そんな…舌……動かさないでっ……、」
錆兎の舌が蜜を絡め、舐め取るように這い回ると、音羽の身体に鈍い快感が走る。