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【原作沿い夢小説】オタク+オタク=?【HQ/影山飛雄】

第11章 9ページ目 出撃!烏野高校排球部!


 その一人、金髪長身眼鏡と眼鏡合った刹那……。

「シャー !! 」
「いででででっ !? 」
「……え、何……?てか誰?」

 威嚇している猫状態の朔夜に、菅原は慌てて駆け寄ってきて言う。

「うんちゃんどうしたべ !? あの二人チームメイトの月島と山口だからっ」

 菅原からの説明を受け、朔夜はもう一度月島を見ると威嚇を再開した。

「……本能が月島を嫌ってるのか?」

 朔夜の性格から、誰にでも懐くとばかり思っていたら、しっかり好き嫌いがあるらしい。だが、それで猫の様に威嚇するのは高校生としてどうかと思うが。

「……で、本当に誰ですか、その子。何で僕に威嚇してんの?」
「そうだぞ!ツッキーに失礼だぞ !! 」
「山口は五月蝿い」

 月島の一言に山口がシュンとしていると、それを見て朔夜が言ったのだ。

「うるせー !! 眼鏡に指紋付けてやろか !! 」
「…………」

 その言葉に月島は何故、同じ眼鏡を掛けている人間に眼鏡を馬鹿にされたのか理解出来なかった。それに、やろうとしている事がお子様過ぎる。

「……」

 スっとチョキを作って朔夜の事を見下ろすと、喧嘩でも売られたと思ったのか、影山から離れて朔夜は構えて言う。

「やんのかこんにゃろー !! 」

 なんだこの生き物は、と思いながら、月島は取り敢えず朔夜の眼鏡のレンズにべとっと指を付けてやった。
 それをやられた刹那、朔夜は四つん這いになって嘆き騒いだ。

「ア゙ァ゙ー !! レンズに指紋付けられたぁ !! 明日も見えないぃー !! 」
「……何この変な生き物」

 月島が眉間に皺を寄せながら呟くと、駆け寄ってきた田中が言う。

「月島何て野郎だ !! 女子にも容赦ねぇとかそれでも男かよ !! 」
「そーだそーだ !! 海野さんに謝れー !! 」

 田中に便乗する様に日向も言うと、月島はこれ以上ない位に嫌そうな顔をしながら、澤村の方を向いて尋ねる。

「男バレって一年のマネージャー希望いないんじゃなかったんですか?」
「あー……その子は入部希望者じゃなくて、んと……影山の彼女?らしくて見に来ただけらしい」

 朔夜の立場を知り、月島は影山を見て言う。

「へぇ〜〜、王様って人並みに女子に興味あるとか意外」
「あぁ !? 」
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