第30章 魔女の薬(兼続さんルート)(R-18)
兼続「ふっ、冗談だ。湯殿では孕ませる気でいたが、どうせなら幾夜も俺の褥で過ごしたあとに孕んで欲しい。
と言ってもこの腹では、どうなるかわからないがな…」
身を少し離した兼続さんは、私のお腹を愛おしそうに撫でた。
白濁を何度も注がれ、さらに杭を打ち込まれた状態だ。
私のお腹は恥ずかしいくらい張っている。
「ん…や…」
なんだろう。さっきから兼続さんの言っていることは恋仲の関係から逸脱していないだろうか。
(子供が出来たら恋仲じゃなく夫婦にならなきゃいけなくなるんじゃ…?)
疑問を顔に浮かべると、普段から想像もできないような蠱惑的な笑みを向けられた。
ストイックを徹底している人から放たれる色気にクラっとした。
兼続「連理の契りの意味がわかったか……?」
熱い視線を受け、もう力なんてほとんど入らない下腹がキュンと疼いた。
雄杭が一回り太くなって蜜道をズプリと塞ぎ、律動の度にゴプゴプと漏れていた体液さえ出て来られないような完全な嵌り方だった。
「ひっ……!い…たぁ………ああっっ」
兼続「一度手にしたら……っ、お前が愛しすぎて手放せない。
俺が守るから…先の世に帰らず、ずっと俺の傍に居て欲しい…」
こんなの恋仲の申し出というよりもプロポーズだ。
(連理の契……そっか……)
目頭が熱くなって急に視界がぼやけた。
兼続「喜んでいる……のか?」
「へへ、はい。兼続さんの隣にずっと居たいです」
兼続「ありがとう、舞……」
目を細めた兼続さんにキスされて、胸の中が甘やかなピンク色に染まった。
兼続「もう一度……舞の中に……」
「んっ、ふ………は、い……」
ぬぷ、ぬぷ……
子宮口を広げるように腰を回されて、ひどくいやらしい気持ちになる。
唇は深くむさぼられて呼吸するのも大変なのに、逸る気持ちを隠せない腰使いは私を追い詰めた。