第30章 魔女の薬(兼続さんルート)(R-18)
兼続「感じていないと言うなら何故いやらしい顔をしてるんだ」
「う……」
口ごもって頬を膨らませると、兼続さんがクスっと笑った。
(顔が見えるのはいいけど、笑った顔が良すぎ………っ!!)
かなうなら畳の上でゴロゴロ転がって、格好いいを消化したい。
兼続「一晩中こんな顔で居たのか…」
兼続さんは揶揄いながらも勿体ないというような顔をして、そのうち綺麗な顔に手を置いて………息を吐いた。
(このため息は呆れてるんじゃない……)
昨日の夕方までの私なら呆れられたと誤解したはず。
でもやっと兼続さんのことがわかり始めた今は、このため息がただのため息じゃないってわかる。
だって少しわかりにくいけど表情が……
「そう言ってる兼続さんだって、すごくいやらしい顔してます!」
兼続「当たり前だ。いやらしいことを考えているからな」
「え?…ん……」
紫の瞳に欲望の光を見た時には圧し掛かられた。
兼続さんの下腹を覆っていた羽織がパサリと落ち、私を一晩中泣かせた熱楔が姿を見せた。そこもまた私と同様、長時間の性交で赤みを帯びている。
「まだ……薬が効いてるんですか?」
兼続「多分…薬は切れた。
こうなったのは舞が可愛い顔をしていたからだ」
「い………いつ?」
兼続「胸や尻をさわられていやらしい顔をしていたろう…」
「え、きゃ…………ぁ!」
綺麗な指先が不浄の穴を優しく掘り、ほんの少し爪の先が侵入してきた。
痛くないけれど……とてもいけないことをしている気分だ。
背筋に甘い悪寒が走り、膣がことさらうねって子種を漏らした。
(やだ……出てくるの、止まんない……)
あんなに大きなものをずっと入れられていたから、私のそこが緩んでしまったのかもしれない。
とにかく締まりが悪い女だと思われないか不安だった。