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☆姫の想い、彼の心☆ <イケメン戦国>

第28章 狐の化かし合い(光秀さん)(R-18)


何年も消えずにあった大切な想い


(光秀様が…・・・好き)


こみあげてくる熱い思いを眼差しに乗せると、切れ長の目が柔らかく細められた。


光秀「上手なおねだりだな。
 もちろん俺のモノだと刻印づけてやる」


丸みのある切っ先が蜜口に当てられ、先っぽの太い部分だけグイと埋められた。


「あっ!うっ、あぁ…!」


小刻みな抜き差しを繰り返し、ヌル、ヌチュと、少しずつ進んでくる。
記憶にあるよりも熱杭が太くて身体が強張った。


(抱き潰されたくらいだからすぐに受け入れられるかと思ったのに、苦しいっ)


光秀「力を抜いていろ。大丈夫だ、痛くしない」


私の苦悶に気が付き、光秀様は途端に優しく声を掛けてくれた。

腰を進める動作に慎重さが加わり、進むというよりかは同じ場所で足踏みをしている。


「はっ、ぁ、でも、あっ、あぁ」


繋がりたい気持ちはあるのに苦しい。

熱杭が先に進むのを断念して、ヌチュヌチュといやらしい道をならしている。


光秀「男遊びをしていなかった証拠だな。
 懸命に俺を受け入れようと……ん……伝わってくる」

「あん……っ」

光秀「悪いな。
 お前が苦しんでいるのに…必死な顔が可愛い」


光秀様の声に情欲が滲み出ていて、とてつもなく艶っぽい。


光秀「はぁ、加減が難しい。
 お前と…っ、深く繋がりたい」


そうは言っても止まった腰は進むことはなく、中途半端な位置で蜜道を広げている。


「んっ、ゆっくり、きてください。
 私も、奥にきてほしい、です」

光秀「辛かったら言え」


慰めの口づけが落ちてきて、光秀様は私の身体を抱え込んで腰を進めてきた。


「はっ、はっ、あぁっ!うっ、っ………」


前戯で柔らかく潤っていたはずなのに圧迫感に押し負けている。

あの夜は貫かれた瞬間から気持ち良さが襲ってきたのに、この圧迫感はなんだろう。


(あ、媚薬がないから…?)


あの夜、媚薬が無ければ本来感じるはずだった感覚。

破瓜の痛みも感じずに乱れ、性感ばかりが高まって痛覚はないに等しかった。


(これが光秀様の、本当の感覚なんだ)


前回とりこぼしてしまった感覚は正直苦しいけれども、これが本来感じるはずだったものだと思えば嬉しい。


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