第28章 狐の化かし合い(光秀さん)(R-18)
光秀「張り型は一番小さいものだと言っただろう?やめるか?」
「したい、です」
痛い思いをしたとしてもこの人を受け入れられるなら構わない。期待感で腰が揺れ動いた。
光秀「最後通告に即答するとは困った女だな」
「いい、から……あんっ!!はっ……」
強直の先端で花芽を愛撫された。指のように繊細な刺激ではなく、ごりっと花芽を押しつぶす荒っぽい愛撫だ。
痛みと勘違いしそうなしびれがお腹の奥へ流れていく。
光秀様の腰が動き、何度も濡れた割れ目を往復する。
「ん、はや、く……!」
これ以上お腹の熱を放っておいたらおかしくなる。
溶ける蜜口に熱い塊がヒタリと押し付けられ、逡巡の間に光秀様と目を合わせた。
熱っぽい琥珀に身体の強張りがほどけていく。
「ぁ……光秀様…」
彼を求めた瞬間、私の体は灼熱に貫かれた。
貫かれた身体は血を流しながら歓喜し、やっと満たされない欲望から救われた。
たくさんの口づけと愛撫を施され、ドロドロになるまで溶けきった私は、記憶が曖昧になるほど気持ち良くさせられた。
琥珀の瞳には普段は見られない情熱的な色が滲み、時に苦しげに、時に愛しげに笑いかけてきた。
仕事上でいたしかたなく抱いた割に胸に響いてくる笑顔だった…と思う。
「明日になったら…諦めます」
光秀「そうしてくれ」
光秀様は媚薬の効果がなくなるまで、いや、なくなってからも、体の奥深くまで入り込んで私を啼かせた。
薬で燃えるように熱かった身体、嵐のような律動、お腹の上に吐き出された体液。
たった一晩の強烈な出来事。
それきり、私は光秀様に会うことはなかった……