第1章 日ノ本一の…(上杉謙信)(R-18)
謙信「すまない。静華を怖がらせた」
肩から足を下ろすと、隙間なく身体をくっつけ、抱きしめてくれた。
背中に手を回すと…汗をかいている。
謙信様は鍛錬をしてもいつも涼しげで、こんなに汗をかいているのを見たことがない。
「平気です。それより謙信様…汗がこんなに…」
手を動かすと、つるりと滑る。
謙信様は静かに笑いをこぼすと、私の耳や首、頬に口づけを落とした。
謙信「ふっ、愛しい女を抱いているのだ。それも壊さないように自制している。こうなるのも必然だ…」
自制しているだなんて、本気の謙信様に抱かれたら一体私はどうなるんだろう。
今でもいっぱいいっぱいなのに…。
謙信「もうやめるか?」
綺麗な眼差しにも、掠れた低い声にも燃えるような熱が浮かべながら、それでもやめようかと問う。
胸が温かくなった。
「大丈夫です……」
(私を抱いているのは知らない男の人じゃなく、いつもの優しい謙信様だってわかったから)
謙信「ならば……俺の背に、ちゃんとしがみついていろ」
「はい。あぁ……んっ!」
腰が動くとおびただしい量の蜜が溢れてグチャグチャと音がする。
謙信様が腰をひくと蜜が外にこぼれ、腰を押し付けられると蜜壺の中に納まらなくなった蜜が溢れる。
洪水のように流れ出る蜜は敷かれた着物を汚していく。
お腹の奥の奥を突かれ身体が勝手に跳ねた。
「うっ、ん!はっ、あぁ」
男女がこんなに深く、激しく交わるなんて知らなかった。
今までになく深く腰を落とされ、気持ち良いのかよくわからないまま受け入れる。
一突きされる度に身体が揺れ、頭の先までしびれるような衝撃が襲った。