第27章 魔女の薬(謙信様ルート)(R-18)
謙信「っ……してる」
(な、んて……言ったの?)
今夜は謙信様が達する度に身体を抑え込まれ、どんなに嫌がっても無理やり吐き出された。
謙信様は私を惜しむように欲をぶつけてきて、言葉の端々に愛情を感じることがあった。
(媚薬がもたらした感情であって、本当の謙信様の気持ちじゃない)
息を整えるための束の間の休息をとりながら、そんなことをぼんやりと考えていた。
謙信「薬の効きはどうだ?」
吐精を終えた謙信様は、抱きしめていた腕を緩め、顔をあげた。
欲望よりも理性が勝っている表情に安堵した。
嫌いと叫んでおきながら矛盾している。
「たった今、注がれてしまったのでお腹の奥がじんじんしています」
謙信「そうか……」
怒りながら言ったのに謙信様は愛おしそうに目を細めている。
不覚にも胸が高鳴って、バレないようにとしかめ面を維持した。
謙信「ならば、もう少し抱いていてもいいか?
舞のおかげで薬は大分抜けたようだ。
これからは存分に愛でてやりたい」
「え!?う、嘘……存分にって、今からですか?あぁっん!」
汗ばんだ手の平で胸のふくらみをこねるように揉みしだかれる。
謙信「お前が身体を許してくれるのは今夜だけなのだろう?
ならば今から、存分に、だ」
「や、ま、待って……」
とっくに限界まで尖っていた胸の先端までつままれて、媚薬が切れていない身体はすぐに反応し始めた。
謙信「お前とて、まだ薬が抜けていないのだろう?ならばつき合え」
「つき合えって、うっ、ん……ん!」
そうしてそれまでの抱き方とは明らかに変わって、謙信様の指や舌が全身を這い回った。
「ん!そんなとこ、舐めないで……」
謙信「舞の隅々まで味合わせろ……」
「ひぁ……ぁ……」
髪の間から足の指先まで。
触れていない場所が無くなるまで舐められ、私の口から漏れた嬌声は襖など通り越し、屋敷内に高く響いていたことだろう。
それを気にする余裕もなく謙信様に貪られた。